こんにちは、もし株です。
2026年6月29日(月)〜7月3日(金)の日本株を週間で振り返ります。
今週の日本株は、AI・半導体関連株が日経平均を大きく動かす一方で、TOPIXは底堅く推移しました。日経平均だけを見ると値動きの荒さが目立ちましたが、週後半には半導体以外の主力株や出遅れ銘柄にも資金が向かい、相場の中身に変化が見えた一週間でした。
今週の日本株を一言で振り返る
今週は、AI・半導体株の過熱と調整をこなしながら、TOPIX型・出遅れ株へ物色が広がった一週間でした。
日経平均は6月30日と7月1日に7万円台を回復しましたが、7月2日は米半導体株安を受けて大幅反落。7月3日は反発し、週末終値は6万9744円07銭となりました。一方、TOPIXは週を通じて比較的底堅く、7月3日終値は4064.60ポイントまで上昇しました。
週間サマリー
- 日経平均は6月30日・7月1日に7万円台を回復
- 7月2日はAI・半導体株安で大幅反落
- 7月3日は日経平均が反発し、終値は6万9744円07銭
- TOPIXは週を通じて底堅く、7月3日に4064.60ポイントまで上昇
- 日銀短観では大企業の景況感が予想外に改善
- 米雇用統計の弱さで、米利上げ観測が後退
- 米国市場は7月3日、独立記念日の振替休日で休場
今週の注目ニュース
1. AI・半導体株が日経平均を大きく動かした
今週の主役は、引き続きAI・半導体関連株でした。6月30日と7月1日は、米ハイテク株高やAI関連需要への期待を背景に、日本株でも半導体製造装置、電子部品、データセンター関連に買いが入りました。
一方、7月2日は米半導体株安を受け、日経平均が大幅反落しました。日経平均は値がさ半導体株の影響を受けやすいため、AI・半導体関連株の上げ下げが指数全体の印象を大きく左右しました。
2. TOPIXは底堅く、物色の広がりが見えた
日経平均が大きく下げた日でも、TOPIXは比較的底堅く推移しました。7月3日のTOPIX終値は4064.60ポイントで、6月29日の3982.00ポイントから上昇しています。
これは、半導体株だけでなく、出遅れ感のある大型株、内需株、金融株、バリュー株などにも資金が向かったことを示しています。日経平均だけでなくTOPIXを見ると、相場全体の温度感が分かりやすくなります。
3. 日銀短観は予想外に改善
7月1日に発表された日銀短観では、大企業の景況感が製造業・非製造業ともに改善しました。企業の価格転嫁、AI・半導体需要、設備投資の底堅さが意識されました。
景況感の改善は日本株にとって安心材料ですが、同時に日銀の追加利上げ観測にもつながりやすい材料です。銀行株には追い風になりやすい一方、不動産や借入負担の大きい企業には注意材料になります。
4. 為替は円安から円高方向へ振れ、業界別の見方が必要に
週前半はドル円が162円台まで円安方向に進みましたが、米雇用統計が市場予想を下回ったことで、週後半はドル安・円高方向に振れました。
円安は輸出企業には追い風になりやすい一方、輸入原材料やエネルギーを使う企業には負担です。逆に円高方向に振れると、輸出株には重しになりやすい一方、輸入コストには安心材料になります。
5. 米雇用統計の弱さで、米利上げ観測が後退
米国では6月雇用統計で非農業部門雇用者数が5万7000人増にとどまり、市場予想を下回りました。これを受け、米利上げ観測は後退しました。
米金利の見方が変わると、米国株、為替、日本株のグロース株、半導体株、銀行株に影響します。来週も米金利と為替は、日本株を見るうえで重要な材料になりそうです。
今週動いたセクター
AI・半導体、電子部品
今週の中心テーマです。上昇局面では日経平均を押し上げ、調整局面では大きく押し下げました。来週も米ナスダック、SOX指数、エヌビディア、TSMC関連ニュース、日本の半導体製造装置株の値動きが注目されます。
TOPIX型・出遅れ大型株
半導体株が調整してもTOPIXが底堅かった点は、今週の重要な変化です。相場がAI・半導体一極集中から、内需・大型・バリュー株へ広がるかが来週の確認ポイントです。
銀行・金融
日銀短観の改善で、追加利上げ観測が意識されやすくなりました。金利上昇は銀行株には追い風になりやすい一方、米雇用統計の弱さによる米金利低下観測との綱引きもあります。
輸出関連・自動車
円安局面では追い風になりやすい一方、週後半の円高方向への動きで短期的にはやや慎重な見方も必要です。為替の前提が企業業績にどう織り込まれているかを確認したいところです。
内需・食品・小売
円安や原材料高はコスト増要因ですが、円高方向に振れれば輸入コスト面では安心材料になります。価格転嫁が続くか、消費者が受け入れられるかがポイントです。
話題にしやすいポイント
- 「今週は日経平均だけ見ると荒いですが、TOPIXは意外と底堅かったですね」
- 「AI・半導体株が強いと日経平均は上がりやすいですが、下がる時も影響が大きいですね」
- 「日銀短観が良かったので、企業の景況感は思ったより強そうです」
- 「円安と円高で、輸出企業と輸入企業の見方がかなり変わりますね」
- 「金利が上がると銀行には良くても、借入の多い企業には負担になりますね」
今週の注目領域の一行サマリー
| 領域 | 一行サマリー |
|---|---|
| AI・半導体 | 今週の主役。上昇と反落の両方で日経平均を大きく動かした。 |
| 金利・為替 | 円安162円台から米雇用統計後の円高方向へ。業界別の影響確認が必要。 |
| 米国株 | ダウは堅調、ナスダックは半導体株に左右される展開。7月3日は米市場休場。 |
| 決算・株主還元 | 本格決算前だが、業績修正や自社株買いは個別材料として引き続き注目。 |
| 政策 | 日銀短観の改善で、追加利上げ観測や金利見通しへの関心が継続。 |
| 地政学・資源 | 中東情勢、原油、海運コストは商社・素材・物流の確認材料。 |
| 主要セクター | 半導体からTOPIX型、銀行、内需、バリュー株へ物色が広がるかを確認。 |
来週に持ち越すテーマ
- AI・半導体株の調整が一巡するか:米半導体株やSOX指数の動きが引き続き重要。
- TOPIX型への物色が続くか:日経平均だけでなく、業種別指数や値上がり銘柄数も確認したい。
- 日銀短観後の金利観測:銀行、不動産、高配当株への影響を見たい。
- 為替の方向感:円安再加速か、米雇用統計を受けた円高方向が続くか。
- ETF分配金ねん出売り:来週は日経平均・TOPIX連動型ETFの分配金関連需給も意識されやすい。
深掘り候補:25日線割れ・割安感のある日本株
本日は、信頼できるデータで「25日移動平均線を下回っていること」と「PER・PBR・配当利回り」を同一時点で十分に確認できる銘柄が限られたため、確度を優先して個別3銘柄の掲載は見送ります。
なお、株探によると、7月3日の終値時点で25日移動平均線を下抜けた銘柄は94銘柄ありました。今後、この中から高配当・大型株・主要セクターで、指標面まで確認できる銘柄があれば、買い推奨ではなく「深掘り候補」として掲載します。
さらに深掘りするなら何を見るか
- 指数:日経平均、TOPIX、NT倍率、日経平均寄与度
- AI・半導体:SOX指数、ナスダック、エヌビディア、TSMC、東京エレクトロン、アドバンテスト
- 日銀・金利:日銀短観、日本10年国債利回り、銀行株、不動産株
- 為替:ドル円、米雇用統計、米10年国債利回り、財務省・金融当局の発言
- 個別株:25日線、PER、PBR、配当利回り、決算短信、会社予想、配当方針
- 需給:海外投資家売買動向、信用残、ETF分配金ねん出売り
まとめ
2026年6月29日〜7月3日の日本株は、AI・半導体株の乱高下とTOPIX型・出遅れ株への物色拡大が大きなテーマでした。
日経平均はAI・半導体関連株の影響を強く受け、7万円台回復から大幅反落、そして反発と値動きの荒い一週間になりました。一方で、TOPIXは底堅く、相場全体では資金が抜けたというより、物色対象が変わり始めた印象もあります。
来週は、AI・半導体株が再び相場の主役に戻るのか、それとも銀行、内需、出遅れ大型株などへ資金が広がるのかを確認したいところです。
職場や日常会話では、「日経平均だけでなくTOPIXも見ると、相場全体の雰囲気が分かりやすいですね」という切り口が使いやすいと思います。

