こんにちは、株山です。
このブログでは、毎月の運用結果を「私の投資通信簿」として公開しています。
運用成績や配当実績を数字で振り返るのはもちろんですが、それだけでは、私が何を目指して投資しているのかまでは伝わりません。
保有銘柄には、配当収入を期待するものもあれば、企業の成長による値上がりを狙うものもあります。金ETFのように、資産全体の分散を目的としているものもあります。
同じポートフォリオに組み入れていても、それぞれに期待する役割は異なります。
この記事では、私の投資方針と、毎月の通信簿で何を確認しているのかを紹介します。
1. 株山はどんな投資家?
私は30代の会社員で、2024年から日本株を中心に投資を続けています。
投資の軸にしているのは、高配当株の長期保有と配当金の再投資です。
頻繁に売買するよりも、企業の業績や財務状況を調べ、長く保有したいと思える銘柄を少しずつ買い増していくスタイルです。
もっとも、長期保有を方針としていても、何があっても売却しないと決めているわけではありません。
購入時に期待した事業の成長や収益力が変化すれば、保有を続ける理由も見直す必要があります。反対に、一時的に株価が下がったからといって、すぐに売却を考えるわけでもありません。
大切にしているのは、株価の動きだけで判断せず、企業そのものを見ることです。
2. 投資で目指していること
投資を続けるうえで、特に重視しているのが配当収入です。
受け取った配当金を再投資し、保有数量を増やすことで、将来の配当収入をさらに積み上げていく。時間はかかりますが、これを長期的に続けていきたいと考えています。
配当目的で銘柄を選ぶ際は、予想配当利回り3.0%超を一つの目安とし、3.5%以上を目標にしています。
とはいえ、利回りの高さだけで購入を決めるわけではありません。
例えば、株価が大きく下落すれば、配当予想が変わらなくても利回りは上昇します。しかし、株価下落の背景に業績悪化があるなら、その配当を維持できるかは別の問題です。
現在の利回りだけでなく、企業の収益力や財務状況、今後の事業展開まで確認するようにしています。
また、資産形成の手段を配当収入だけに限定するつもりもありません。
企業の成長による値上がり益や、異なる資産を組み合わせることによる分散効果も取り入れながら、長期的な資産形成を目指しています。
3. 保有銘柄を3つの目的に分ける理由
現在は、保有銘柄を主な投資目的によって3つに分類しています。

例えば、JTや三菱HCキャピタルは、継続的な配当収入を期待して保有している銘柄です。
これに対して、成長性に注目して購入した銘柄では、目先の配当水準よりも、事業の拡大や将来的な収益力を重視しています。
金ETFはさらに性格が異なります。配当収入はありませんが、株式とは異なる価格変動要因を持つことに加え、金価格の長期的な上昇も期待して保有しています。
ETFについても、分配金の受け取りを重視するものと、長期的な値上がりを期待するものでは、投資の目的が異なります。
こうした違いを踏まえ、商品が株式かETFかではなく、その銘柄に何を期待して投資しているのかを基準に分類することにしました。
もちろん、配当と値上がり益の両方を期待している銘柄もあります。その場合は、最も重視している目的を一つ選び、通信簿の集計で重複しないようにしています。
4. 「私の投資通信簿」で記録していること
毎月の通信簿では、運用成績や配当金の受取実績、購入した銘柄などを振り返っています。
今後は、結果の数字に加え、なぜその成績になったのかという分析にも力を入れていきたいと考えています。
例えば、前月から保有資産の評価額が増えていたとしても、株価が上昇したのか、追加投資によって保有数量が増えたのかでは、結果の意味が異なります。
配当収入も同様です。受取額の増加が企業の増配によるものなのか、買い増しによるものなのかを確認することで、今後の見通しも考えやすくなります。
実際の相場では、値動きの理由を明確に説明できないこともあります。そうした場合に無理な結論を出すのではなく、確認できた事実と考察を分けて記録していく方針です。
また、実際に購入した銘柄だけでなく、調べたものの購入を見送った銘柄についても、必要に応じて取り上げていきます。
購入に至らなかった理由を残しておくことも、後から自分の投資判断を検証する材料になるはずです。
実際の運用結果は、以下の記事で紹介しています。
5. 運用成績と配当利回りの読み方
毎月の通信簿では、運用成績と配当利回りを主な指標として使っています。
どちらも投資の成果を見るための数字ですが、確認している内容は異なります。
運用成績は投資元本を100%として表示
通信簿では、投資元本を100%として、現在の評価額がどの水準にあるかを示しています。

毎月の推移は「株式・ETF」「投資信託」「全体」の3つを折れ線グラフで比較しています。
ここで区別しておきたいのが、運用成績の前月差と、その月の投資収益率です。
私は毎月追加投資をしているため、投資元本や保有数量が変わります。成績が前月から低下しても、その差をそのまま月間リターンとして扱うことはできません。
また、MRFや買付前の待機資金は、運用資産の評価額と構成比から除外しています。
配当利回りはどう見ている?
配当目的の銘柄では、現在の株価に対して、年間どの程度の配当を受け取れる見込みなのかを確認しています。

ポートフォリオ全体の利回りも参考にしますが、特に重視しているのは、配当目的に分類した資産だけの予想利回りです。
長期成長を期待する株式や、分散目的の金ETFまで含めた全体の利回りとは、分けて確認しています。
配当目的の資産については、目標の3.5%にどこまで近づいているかを継続して見ていきます。
なお、予想配当は将来の受取額が確定したものではありません。企業の配当予想が変更された場合や、未定の銘柄がある場合には、その状況も踏まえて評価します。
受け取った配当金と、これから受け取る配当金は別
配当投資の成果を見る際には、すでに受け取った配当金と、今後受け取る見込みの配当金を分けています。
また、受取配当が前年より増えた場合も、その背景を確認します。
企業の増配によって1株当たりの配当額が増えたのか、それとも買い増しによって保有数量が増えたのか。
どちらも配当収入の増加につながりますが、今後の配当を考えるうえでは、それぞれ区別しておきたいところです。
6. 銘柄選びと購入・見送りの考え方
銘柄を探す際には、配当利回りやPER、PBR、自己資本比率、利益率などの財務指標を参考にしています。
高配当で割安な銘柄を探すこともあれば、売上や利益の成長が期待できる企業に注目することもあります。
こうしたスクリーニングは、数多くの上場企業から調査対象を絞るうえで役立ちます。ただ、条件に合致した企業が、必ずしも購入したい企業とは限りません。
実際に投資を検討する際には、事業内容や業績の見通し、財務上のリスクに加え、株価がその企業の価値に見合っているかも考えます。
また、すでに保有している銘柄とのバランスも判断材料の一つです。
私の場合、保有銘柄数を増やすこと自体に目的はありません。新たな候補が見つかっても、既存銘柄を買い増す方がよいと判断することもありますし、購入を見送ることもあります。
今後は、購入に至らなかった銘柄についても、注目した理由や見送った理由を記録していく予定です。
そうした記録があれば、後から株価や業績の推移を確認した際に、当時の判断を振り返ることができます。
なお、このブログでは「勝手に注目株」という別の企画も進めています。こちらは独自の判定条件で銘柄を抽出するもので、私個人のウォッチ銘柄とは区別しています。
7. 投資通信簿を通じて伝えたいこと
投資を続けていれば、想定どおりに進むこともあれば、見通しが外れることもあります。
株価の上昇はもちろん嬉しい結果ですが、それだけで投資判断の良し悪しが決まるわけではありません。
反対に、株価が下落した場合も、企業の業績や購入時の見通しに変化があるのかによって、取るべき対応は変わります。
私が通信簿で記録していきたいのは、毎月の運用結果と、そこから何を読み取ったかということです。
数字を残すだけなら、証券口座の残高を確認するだけでも足りるかもしれません。
それでも、自分の言葉で結果を振り返り、購入時の判断や保有する理由を改めて確認することには意味があると考えています。
月々の記録を積み重ねながら、投資判断がどのように変化していくのかも振り返っていきたいと思います。
まとめ
私の投資方針と通信簿の基本的な考え方は、次のとおりです。
- 高配当株の長期保有と配当再投資を軸に、資産形成を続ける。
- 保有銘柄は、配当・長期成長・分散という目的に応じて評価する。
- 運用結果だけでなく、成績が変化した背景まで確認する。
- 購入した銘柄に加え、見送った判断についても振り返る。
「私の投資通信簿」は、運用成績の記録であると同時に、自分の投資判断を検証するための記録でもあります。
これからも、毎月の結果を一つずつ振り返っていきます。
※この記事は個人の投資方針と運用記録を紹介するものであり、特定の銘柄や金融商品の売買を推奨するものではありません。

