!個人的に気になる銘柄を勝手に注目株として情報の整理
- 注目の理由:高配当(会社予想4%前後)×自己資本厚め。ただし事業ポートフォリオの変化(売却後の形)を見誤ると危険。
- 今日やること:「本業の稼ぐ力」と「キャッシュの動き(営業CF)」を分けて、配当の“継続性”を見える化。
※本記事は情報整理であり、売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身でお願いします。
1. 会社概要:東北新社はどんな会社?
1-1. 一言でいうと
映像制作(CM・コンテンツ)を軸に、音響字幕や権利ビジネスなど周辺領域も持つ会社。
“つくる(制作)”と“使う(権利・運用)”を組み合わせて収益を作ります。
参照:[2]
1-2. どこが投資ポイント?

学生
東北新社って、CMの会社ってイメージです。投資だと何を見ればいいですか?

ジャーナリスト
ポイントは3つ。
①広告プロダクションの受注力(本業)
②利益がキャッシュに変わっているか(営業CF)
③配当方針がブレないか。

学生
“本業とキャッシュ”が大事なんですね。

ジャーナリスト
そう。特に制作系は案件の波があるから、PLだけで安心しないのがコツ。
(会話で触れた開示の出典:[2])
2. 投資目線の見える化
※数値は「記事作成時点(2026/1/16終値ベース)のスナップショット」です(株価は日によって変わります)。
※株価指標は 2026/1/16 終値(660円)時点。配当利回り等は会社予想。
| 項目 | 東北新社(2329) | メモ(長期保有の見方) |
|---|---|---|
| 株価(終値) | 660円 | 基準日固定(比較のブレ防止) |
| 配当(会社予想) | 27.06円 | 長期なら「維持できるか」を最優先で見る |
| 配当利回り(会社予想) | 4.10% | あなたの条件(3.0%超)に合致 |
| PBR(実績) | 1.06倍 | “割安”判断は、事業の安定性とセットで |
| 自己資本比率(実績) | 82.0% | 財務の厚みは安心材料(ただし定義は開示で差あり) |
| 現金及び預金(中間期末) | 456.64億円 | 配当の“耐久力”の裏付け(短期の上下も見る) |
| 営業CF(中間期) | -15.67億円 | 利益が出ていてもCFが弱いと配当の説得力が落ちる |
参照:[1][2]
3. 直近の状況(実績→足元)
3-1. 業績(ざっくり比較:中間期)
| 項目 | 2025/3期 中間(実績) | 2026/3期 中間(実績) | 投資目線メモ |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 198.11億円 | 210.51億円 | 増収だが「中身(セグメント)」を見る |
| 営業利益 | 8.09億円 | 13.06億円 | 本業の稼ぐ力。ここが崩れると評価が変わる |
| 経常利益 | 10.26億円 | 18.29億円 | 受取利息など営業外の影響も確認 |
| 親会社株主に帰属する中間純利益 | 16.76億円 | 26.26億円 | 特別利益等が入る局面は“見かけ”に注意 |
参照:[2]
4. 【重要】「営業利益は良い」一方で、営業CFはマイナス
4-1. 何が起きてる?(PLとCFがズレる理由)
- 中間期は営業利益が伸びています(受注が堅調な広告プロダクション等)。
- 一方で営業CFはマイナス。短信を見ると、法人税等の支払や特別退職金の支払などの要素が効いています。
4-2. 長期保有での“ざっくりの見方”
- 短期:営業CFのマイナスが“一時要因”か、“構造的な稼ぎ不足”かを見極め
- 長期:営業利益(本業)が維持でき、CFが平常運転に戻るなら配当の説得力が増す
参照:[2]
5. ざっくり競合比較(スナップショット)
※同じ「広告・コンテンツ・メディア」文脈の銘柄を並べています(完全な同業ではありません)。
※株価・指標は 2026/1/16 時点のスナップショットです。
| 銘柄 | 株価(終値) | 配当利回り(会社予想) | 時価総額 | 立ち位置(ざっくり) |
|---|---|---|---|---|
| 東北新社(2329) | 660円 | 4.10% | 925.36億円 | 制作(広告・コンテンツ)+周辺(権利等) |
| 博報堂DY(2433) | (参照リンクで確認) | 2.68% | 4,651.34億円 | 広告代理店グループ(制作含む) |
| WOWOW(4839) | (参照リンクで確認) | 1.99% | 434.40億円 | メディア(放送・配信) |
| 東映アニメーション(4816) | 2,794円 | 1.47% | 5,867.40億円 | コンテンツ(IP・版権) |
参照:[1][3][4][5]
6. 広告・映像制作業界の追い風/逆風って?

学生
広告って景気が悪いと真っ先に削られるイメージがあります。

ジャーナリスト
その通り。逆風は景気減速→広告費の抑制。
ただし追い風もあって、動画広告・配信向け制作は需要が増えやすい。

学生
東北新社だと、どこが効きますか?

ジャーナリスト
短信を見る限り、足元は広告プロダクションの受注が堅調で利益も伸びてる。
ここが続くかが最重要だね。
(会話で触れた開示の出典:[2])
7. 2026年の見通し(外部環境×東北新社の影響)
7-1. 業界動向(広告・制作・コンテンツ)
- 追い風:動画広告・配信向け制作、ゲーム/配信字幕など周辺需要
- 逆風:景気悪化局面の広告費圧縮、案件の波(繁閑差)
- 見るポイント:受注の量だけでなく利益率(採算が取れているか)
7-2. 世界・日本の外部環境の影響
- 国内景気:広告費の増減に直撃しやすい
- 金利:受取利息が増える局面はPLにプラス(ただし本業ではない)
- 為替:海外子会社・権利ビジネス等がある場合は変動要因になり得る
参照:[2]
8. リスク(長期保有で先に知っておきたい)
- 営業CFのブレ:税金・退職金・運転資本で大きく振れる(“一時要因か”を見極め)
- 事業ポートフォリオ変化:売却後の“稼ぎ方”がどう安定するか
- 制作業の市況:広告費の縮小局面で案件の単価・量が落ちやすい
参照:[2]
9. 私のチェックリスト(次の決算でここを見る)
- 広告プロダクション:売上と営業利益が維持できているか(受注が続いているか)
- 利益率:増収でも利益率が落ちていないか
- 営業CF:マイナスが継続していないか(税金・退職金の一巡後に戻るか)
- 現金・預金:配当耐久力が薄まっていないか
- 配当方針:維持/増配の優先度が変わっていないか
参照:[2]
10. まとめ(わたしの“判断軸”)
- 東北新社は高配当(会社予想4%前後)と厚い自己資本が魅力。ただし「配当の継続性」はCFまで見て判断。
- 足元は広告プロダクションが牽引して増益。一方で中間期の営業CFはマイナスなので、次の決算で“平常運転に戻るか”を確認したい。
- 長期なら「本業(営業利益)×キャッシュ(営業CF)×配当方針」の3点セットで追う。
参照元・参考サイト
本文中の [数字] は参照リンクです。クリックで該当の参照元に移動します。
- Yahoo!ファイナンス:東北新社(2329) (株価・配当・利回り・指標などのスナップショット確認)
- 東北新社:2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信(PDF) (中間実績、セグメント、BS/CF、自己資本比率など)
- Yahoo!ファイナンス:博報堂DY(2433) (比較用スナップショット)
- Yahoo!ファイナンス:WOWOW(4839) (比較用スナップショット)
- Yahoo!ファイナンス:東映アニメーション(4816) (比較用スナップショット:時価総額・利回り等が見やすいページ)


