ナスダック最高値&TOPIX「3000」初到達 FRB人事で利下げ観測強まり、世界株高【2025/8/8 市況まとめ】

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米ハイテク続伸と日経急伸の裏側を30秒で

※本記事は複数のニュース(主にReuters 等)をもとに、重要ポイントを厳選して再構成した「まとめ・解説」です。

8月8日(金)の金融市場は、米ハイテク再上昇でナスダックが連日の最高値、東京ではTOPIXが史上初の3,000台を突破。背景には、FRB人事(スティーブン・ミラン氏の指名)を受けた利下げ観測の一段の強まりがあります。(出典:Reuters)

⏱ 忙しい人向け:ここだけ3つ

  • ナスダック、年内18回目の最高値(+0.98%、21,450.02)—利下げ期待とアップル+4.2%が牽引。S&P500も+0.78%。(出典:Reuters)
  • TOPIXが初の「3000」台(終値3,024 付近)—ソフトバンク急伸が寄与、東京市場は広範囲に物色。(出典:Reuters)
  • 利下げ観測が主因—トランプ政権がFRB理事にスティーブン・ミラン氏を暫定指名、9月利下げ確率は約89%まで上昇(CME FedWatch)。(出典:Reuters)

全体サマリー(5分で把握)

米国株:8日(金)は主要3指数が上昇。ダウ+0.47%(44,175.61)/ S&P500+0.78%(6,389.45)/ ナスダック+0.98%(21,450.02)で、ナスダックは2日連続の最高値。アップルは+4.2%、週足で+13.3%と2020年以来の伸び。金利低下観測の再燃とテック主導の強気が続きました。(出典:Reuters)

日本株:東京市場はTOPIXが取引中に3,028台まで上昇し、終値でも3,024台史上初の3,000台で大引け。ソフトバンクGが+10%前後と指数を大きく押し上げ、日経平均も続伸。(出典:Reuters)

為替・金利・商品:米利下げ観測強まりドル指数は週ベースで軟化傾向、米10年債利回りは4.28%近辺へ。金先物は過去最高の3,534ドルにタッチ(終値3,491ドル)とリスクヘッジ需要が継続。原油は週間で下落。(出典:Reuters)

深掘り:なぜ上がった?何を見る?

① FRB人事 → 利下げ観測のブースター
トランプ政権がスティーブン・ミラン氏をFRB理事に暫定指名。市場は「ハト派票が1票増える」と解釈し、9月の25bp利下げ期待が約89%まで上昇。これが株高・ドル軟化・金高の“共通要因”に。(出典:Reuters)

② 日本株は“広がり”の強さが特徴
象徴はTOPIX 3,000到達。ソフトバンクや電機の大型だけでなく、バリュー・金融・内需まで裾野が広がった点が強い。インデックスとしての厚みが増しており、「日経一本足打法」からの脱却が見える一日。(出典:Reuters)

③ ただし“イベント前の楽観”に注意
来週は米CPIなどインフレ関連指標が集中。利下げの“前提”が崩れると巻き戻しも。インフレ鈍化の継続、企業決算のガイダンス、米関税の最終適用範囲が要監視。(出典:Reuters)

主要数字(8/8終値ベース)

  • 米株:ダウ 44,175.61(+0.47%)/S&P500 6,389.45(+0.78%)/ナスダック 21,450.02(+0.98%・年内18回目の最高値
  • 日本株:TOPIX 終値約3,024(史上初の3,000台)/日経平均 参考:上昇
  • 金先物(12月):3,491.3(過去最高3,534タッチ)
  • 米10年債:利回り 4.28%近辺

投資アイデアのヒント(短期〜数週間)

  • 日本株:TOPIX連動・バリュー系の押し目待ち、大型テックの決算フォロー。TOPIX 3,000は節目のため、3000±2%のレンジ攻防に注意。
  • 米株:来週CPIまでは金利敏感のテックが主導。CPI次第でハイベータ⇄ディフェンシブの回転を想定。
  • 金:史上高更新局面はボラ高。分割エントリーと逆指値で管理を。

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出典・参考

(免責)本記事は情報提供を目的としたものであり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。

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