勝手に注目株 #02:東北新社(2329)

勝手に注目株
個人的に気になる銘柄を勝手に注目株として情報の整理
  • 注目の理由:高配当(会社予想4%前後)×自己資本厚め。ただし事業ポートフォリオの変化(売却後の形)を見誤ると危険。
  • 今日やること:「本業の稼ぐ力」「キャッシュの動き(営業CF)」を分けて、配当の“継続性”を見える化。

※本記事は情報整理であり、売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身でお願いします。


1. 会社概要:東北新社はどんな会社?

1-1. 一言でいうと

映像制作(CM・コンテンツ)を軸に、音響字幕権利ビジネスなど周辺領域も持つ会社。
“つくる(制作)”と“使う(権利・運用)”を組み合わせて収益を作ります。

参照:[2]

1-2. どこが投資ポイント?

学生
学生

東北新社って、CMの会社ってイメージです。投資だと何を見ればいいですか?

ジャーナリスト
ジャーナリスト

ポイントは3つ。
①広告プロダクションの受注力(本業)
②利益がキャッシュに変わっているか(営業CF)
③配当方針がブレないか

学生
学生

“本業とキャッシュ”が大事なんですね。

ジャーナリスト
ジャーナリスト

そう。特に制作系は案件の波があるから、PLだけで安心しないのがコツ。

(会話で触れた開示の出典:[2])


2. 投資目線の見える化

※数値は「記事作成時点(2026/1/16終値ベース)のスナップショット」です(株価は日によって変わります)。
※株価指標は 2026/1/16 終値(660円)時点。配当利回り等は会社予想。

項目東北新社(2329)メモ(長期保有の見方)
株価(終値)660円基準日固定(比較のブレ防止)
配当(会社予想)27.06円長期なら「維持できるか」を最優先で見る
配当利回り(会社予想)4.10%あなたの条件(3.0%超)に合致
PBR(実績)1.06倍“割安”判断は、事業の安定性とセットで
自己資本比率(実績)82.0%財務の厚みは安心材料(ただし定義は開示で差あり)
現金及び預金(中間期末)456.64億円配当の“耐久力”の裏付け(短期の上下も見る)
営業CF(中間期)-15.67億円利益が出ていてもCFが弱いと配当の説得力が落ちる

参照:[1][2]


3. 直近の状況(実績→足元)

3-1. 業績(ざっくり比較:中間期)

項目2025/3期 中間(実績)2026/3期 中間(実績)投資目線メモ
売上高198.11億円210.51億円増収だが「中身(セグメント)」を見る
営業利益8.09億円13.06億円本業の稼ぐ力。ここが崩れると評価が変わる
経常利益10.26億円18.29億円受取利息など営業外の影響も確認
親会社株主に帰属する中間純利益16.76億円26.26億円特別利益等が入る局面は“見かけ”に注意

参照:[2]


4. 【重要】「営業利益は良い」一方で、営業CFはマイナス

4-1. 何が起きてる?(PLとCFがズレる理由)

  • 中間期は営業利益が伸びています(受注が堅調な広告プロダクション等)。
  • 一方で営業CFはマイナス。短信を見ると、法人税等の支払特別退職金の支払などの要素が効いています。

4-2. 長期保有での“ざっくりの見方”

  • 短期:営業CFのマイナスが“一時要因”か、“構造的な稼ぎ不足”かを見極め
  • 長期:営業利益(本業)が維持でき、CFが平常運転に戻るなら配当の説得力が増す

参照:[2]


5. ざっくり競合比較(スナップショット)

※同じ「広告・コンテンツ・メディア」文脈の銘柄を並べています(完全な同業ではありません)。
※株価・指標は 2026/1/16 時点のスナップショットです。

銘柄株価(終値)配当利回り(会社予想)時価総額立ち位置(ざっくり)
東北新社(2329)660円4.10%925.36億円制作(広告・コンテンツ)+周辺(権利等)
博報堂DY(2433)(参照リンクで確認)2.68%4,651.34億円広告代理店グループ(制作含む)
WOWOW(4839)(参照リンクで確認)1.99%434.40億円メディア(放送・配信)
東映アニメーション(4816)2,794円1.47%5,867.40億円コンテンツ(IP・版権)

参照:[1][3][4][5]


6. 広告・映像制作業界の追い風/逆風って?

学生
学生

広告って景気が悪いと真っ先に削られるイメージがあります。

ジャーナリスト
ジャーナリスト

その通り。逆風は景気減速→広告費の抑制
ただし追い風もあって、動画広告・配信向け制作は需要が増えやすい。

学生
学生

東北新社だと、どこが効きますか?

ジャーナリスト
ジャーナリスト

短信を見る限り、足元は広告プロダクションの受注が堅調で利益も伸びてる。
ここが続くかが最重要だね。

(会話で触れた開示の出典:[2])


7. 2026年の見通し(外部環境×東北新社の影響)

7-1. 業界動向(広告・制作・コンテンツ)

  • 追い風:動画広告・配信向け制作、ゲーム/配信字幕など周辺需要
  • 逆風:景気悪化局面の広告費圧縮、案件の波(繁閑差)
  • 見るポイント:受注の量だけでなく利益率(採算が取れているか)

7-2. 世界・日本の外部環境の影響

  • 国内景気:広告費の増減に直撃しやすい
  • 金利:受取利息が増える局面はPLにプラス(ただし本業ではない)
  • 為替:海外子会社・権利ビジネス等がある場合は変動要因になり得る

参照:[2]


8. リスク(長期保有で先に知っておきたい)

  • 営業CFのブレ:税金・退職金・運転資本で大きく振れる(“一時要因か”を見極め)
  • 事業ポートフォリオ変化:売却後の“稼ぎ方”がどう安定するか
  • 制作業の市況:広告費の縮小局面で案件の単価・量が落ちやすい

参照:[2]


9. 私のチェックリスト(次の決算でここを見る)

  • 広告プロダクション:売上と営業利益が維持できているか(受注が続いているか)
  • 利益率:増収でも利益率が落ちていないか
  • 営業CF:マイナスが継続していないか(税金・退職金の一巡後に戻るか)
  • 現金・預金:配当耐久力が薄まっていないか
  • 配当方針:維持/増配の優先度が変わっていないか

参照:[2]


10. まとめ(わたしの“判断軸”)

  • 東北新社は高配当(会社予想4%前後)厚い自己資本が魅力。ただし「配当の継続性」はCFまで見て判断。
  • 足元は広告プロダクションが牽引して増益。一方で中間期の営業CFはマイナスなので、次の決算で“平常運転に戻るか”を確認したい。
  • 長期なら「本業(営業利益)×キャッシュ(営業CF)×配当方針」の3点セットで追う。

参照元・参考サイト

本文中の [数字] は参照リンクです。クリックで該当の参照元に移動します。

  1. Yahoo!ファイナンス:東北新社(2329) (株価・配当・利回り・指標などのスナップショット確認)
  2. 東北新社:2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信(PDF) (中間実績、セグメント、BS/CF、自己資本比率など)
  3. Yahoo!ファイナンス:博報堂DY(2433) (比較用スナップショット)
  4. Yahoo!ファイナンス:WOWOW(4839) (比較用スナップショット)
  5. Yahoo!ファイナンス:東映アニメーション(4816) (比較用スナップショット:時価総額・利回り等が見やすいページ)
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